写・文 Kyoko Murakami No.20

2007.Spring-Autumn

写・文 Kyoko Murakami 

 

↑クリスマスにてまり達が作ったリースは飾られたまま

きれいなドライフラワーになりました。

 

 

 

暖かい日の自宅テラス

 

 

 

Taipei まるやまホテル

 

 

 

 

体に効きそうな漢方の匂いのするジュース買お。

 

 

 

 

 

 

 

あやか&さららチャン近頃料理人

 

 

 

 

 

 

一月末から咲いていたラベンダー

 

 

 

 

 

 

事務所ブラインドの向こうに夕日の中、山手線が走る

 

 

 

 

 

 

匂い、と言えばこのインチキぽいボトルに入ったタヒチ産の

ココナッツミルクのヘアーコンヂショナー最高に良い匂いです。

これ探しています。 これはなぜか

パリのシャンゼリゼ通りにあるMONOPRIX?(多分)と言う

スーパー1F化粧品売り場で、声をかけられて買ったmade in タヒチのヘアーコンヂショナーですが、

めっちゃ良い匂いで髪がつやつやになり、今まで試したどこの商品より気に入ったのです。

でも空っぽになって手に入らないのです。

書いてある字はフランス語で読めず、ネット検索したら、

パリの高島屋にもある事が判明したのですが、フランス圏でないと通販でも買えない…

HEI POAヘイポア?商品名なのでしょーネ、それすら

読めない…

 

 

午後から今夜の打ち合わせ、無人の客席で

 

 

 

 

 

高畠ワイナリーフラワーフェスティバルでてまりライブ

 

 

 

 

 

まだ肌寒く小雨と風の中での野外のてまりのリハ。

 

 

 

 

 

花の向こうに小さく見えるてまり達

 

 

 

 

 

 

 

オケ録りの後、それを聴く時はもっと真剣です。

 

 

 

 

 

 

 

木登りまでしてみました!

 

 

 

 

 

やっとに晴れた日に撮影、日陰で一休み

 

 

 

 

 夏のプライベイトはこんなスタイルで太陽の下を

駆けめぐり、それが唯一健康の元!

 

 

 

 

 

我がグループ、The Shiny Stockings ライブで

日焼けできかった夏は元気が出ないこの不健康な顔。

 

 

 

 

       秋になってしまってさみしい

 

No.19へ

 

いつも走っているおかぁ2007年は春から秋まで又、

一日の休みも取らないままで走ってしまいました。

すろーらいふ、なんて生活はおかぁには無理、無理!

ちょいとの休み時間があれば、やりたい事も山ほどありで。

事務所の窓からの景色、春はぼってりの花二年目の八重桜で始まり、

どんどん緑が濃くなって行くと、犬の散歩道の山手線の線路際の道、

あっという間に見えなくなるほど生い茂る雑草の緑と花。

自宅に帰るのは真夜中、眠るだけ。あ、でも自宅まで30秒ですが。

JR駅まで3分、西武線の新宿駅まで徒歩6分、でも都会の自然満開。

2006年11月にCDをリリースしたばかりの「てまり」の二人、

2007年明けて三月には新たにフルアルバム収録の話が持ち上がりました。

収録までの細かい打合せから制作に係わる全ての計画を

一曲づつ実現に向けて全て詰めて行くのもおかぁの仕事です。

収録は五月からスタートきゃ!二ヶ月しかない!

四月。台北や香港に沢山のチェーンを持つ長男の友人が、

夏に新しく香港にお洒落なカジュアル・イタリアンの店を出す事になって、

その役員打合せ会議で「てまり」のCD「まもられて」をかけていたら、

てまりのサウンドとビジュアルがイメージにぴったり!と、

全員一致で「てまり」がイメージキャラクターに決定した、との話。

香港の話しですが、打ち合わせが台北であり、急遽、おかぁ海を越えます。

着いてすぐ食べた北京ダックの美味しかったこと!

台北は南国なので、四月でも、もう真夏だと思って夏服で飛行機に飛び乗り、

着いたら、出迎えに出た長男夫婦はウールのコートを着て

マフラーをしています! タイペイも異常気象で毎日異常に寒いとの事。

南国には暖房設備はないのが普通、厚着して震えているとの事。

ホント、寒いのにホテルの部屋は通常通りに冷房がきいて寒い寒い!

打ち合わせ終えた後は、夜も元気に走るおかぁでした。

お洒落なエリアより怪しいエリアを面白がるおかぁ、

夜の路地裏の古い佇まいに、突然現れる派手な色の鳥居のついた

神どころ的ビルや、漢方を混ぜ混ぜにして屋台で売る果物ジュースなど、

なるべく古式中華な迷路を案内して貰い、ウロウロしました。4.16

4.16Taipeiで長男と

おとぅの誕生日、てまり達が事務所キッチンで何やら作っているな‥と

思っていたら、美味しそうな苺タルトにローソクがついて、

Happy Birthdayの歌と共にテーブルに置かれました。

次のアルバムに向けて、新しいてまりの曲の編曲に追われているおとぅへ、

二人からの感謝の手作りケーキでした。 

二人は犬が好きで、花が好きで、料理がうまくて、

おかぁが忙しい時も、どんどんおかぁのレパートリーを覚えて

美味しいものを食べさせてくれておとうも大喜び。4.30

今年も外の花達の面倒を見る時間がないまま、一番好きな五月に突入。

それでも狭いテラスに、玄関外に、五月の花達は咲き誇りました。

ローズゼラニウム風蚊草

風蚊草と日本で呼ばれている蚊よけの草がありますが、

これは、外国名がローズゼラニウムと言って、バラの香水や、

アロマセラピーなどのエッセンシャルオイルのバラ用香りになるゼラニウム。

どんどん勝手に増えて五月頃から可愛い花を咲かせます。

そして本物のバラより強い、バラの香りを放つのです。

緑の多い所には蚊も多いので、玄関脇に何株か育てています。

夜中に活けるバラ

バラを活ける時に風蚊草と一緒に活けると、部屋中がバラの香りが溢れて

バラそのものよりも、バラの香りが生き生きします!

クタクタに疲れて事務所で夜中に、庭のミントの葉っぱと風蚊草と

一緒に薔薇を活けてあげました。 ああいい匂い!

それから、「てまり」の新アルバムのために「てまり」と言う詞と、

「おめでとう誕生日」と言う詞を書きました。

おとぅが曲をつけてアレンジして、てまりの二人が歌って、

新収録できたらいいな、と思いをこめて。

そーだ、てまりの新アルバムはパウダーピンクの色をイメージして作ろう。 5.10

こんなパウダーピンクのバラ,今年の一番薔薇が事務所庭にも咲きました。 5.17

毎年五月は、朝目覚めただけでワクワク、やりたい事が一杯で

早起きしてしまいます。 昼、てまりのレコーディング練習立ち会いから、

スタジオ、ミュージシャン、エンジニア手配やレコード会社との打ち合わせ、

夕方から夜はリハや本番の現場仕切り、帰宅は夜中。 な、生活の中で

てまりのレコーディングがいよいよスタートしました。

なので、早起きして全ての準備を済ませ、

外に出て緑濃い草花を眺めたり、鉢の花にお水をやったりして

九時に事務所勤務開始、朝、PCを開けると仕事関係メイルが

毎日平均20通ほど。急ぎのメイルから返信、

午前中はほとんどデスクワークになります。

でもレコーディングは午前中からスタートです。

10:00には車に全員乗せてスタジオに向かいます。 

朝露に濡れた庭摘みのハーブをスタジオでコップに飾って、

神経が疲れた時に嗅ぐと気持ちがホっとします。

こんな時も風蚊草とミントはとても効果的!

デスクワーク、打ち合わせ、現場などの他にも

生徒達のレッスン、自分のライブなどもあるし、

多岐に渡る種類の仕事、室内での過密な時間を過ごすシーンと、

眺める窓に自然の景色や花があるシーンとが共存していているので、

忙しすぎる私を見かねて「少し休んだら?」と言う回りの声は、全く無用。

全ての時間が心を、より創造的に豊かにしてくれる気がしています。

レコーディング合間、てまりの山形ライブなどもあり、

山形新幹線に乗る機会が増えて嬉しいです。

なぜって、山形新幹線の車窓からの景色が大好きだから。

ジャズライブのシーンと、この車窓の自然と両方が、おかぁの仕事の中にある!

河沿いに走る杉林の景色途切れて、突然表れる渓谷に釣り人、

田園風景、小さい川と大きい河の交差点を新幹線は越え走り行きます。

冬には寒い墨絵の山形の景色、でも今はもう五月なかば。 全てが深い緑! 

昨日は東京のスタジオで缶詰でレコーディング、今日は山形で明日ライブのリハ

高畠ワインのワイナリーはお花が咲き乱れていました。

風が強く小雨混じりの午後にサウンドチェックをしましたが、

翌日はカラリと五月晴れ、花が咲き誇る。5.26

東京に戻って又レコーディングの続きです。

大勢のアンサンブルでてまり達、「初めまして」で、すぐ録音に入ります。

レコーディングは先ずピアノとチェロとオーケストレーションから

ベースにドラムス、バイオリンにチェロ、ビオラ、サックス、トロンボーン、

フルート、パーカッション…

大勢のアンサンブルの中で、今回は初めて主役の

ピアノ&ボーカルのさららちゃんとチェロ&ボーカルのあやかちゃん。

二人が初めて合わせたアンサンブルで半日で全曲のオケを録音しました。 

一流のプロのプレイヤーの中で二人は物怖じせず収録出来るなんて

たった一年前は思ってもいなかった事です。

成せば成る、と今年も改めて実感

編曲、ミュージシャン全員の指揮を取るのはおとぅ。

指導、歌入れの指揮を取るのはおかぁ、と、

このコンビ30年以上前から夫婦互いの仕事です。

レコード会社プロデューサーに頼まれて、録音の際のプレイヤーやシンガーの

音楽的チェックををまかされたり、収録に向かう歌手を預かっての

指導などを初めて依頼されたのはおかぁ、20代始めの頃から。

それが仕事になるなんて思ってもいなかった。

気が付けば自分も唄いながら、沢山のアーチストの録音に係わって来て今日。

TVの「世界の車窓から」で何気なくかかる音楽にふと、おかぁが係わった

アーチスト名のクレジットを見つけて嬉しい。

雑草で事務所前が自然の花畑になりました!5.30

てまりのレコーディングを終えたら、ジャケットの撮影の仕切り、

デザイン決めなどが始まりましたが、これも大好きな仕事です。

てまり達はナチュラルな二人なので、都会の自然な景色の中で

撮影したいと思っていたけれど、季節は梅雨、

天気待ちの日々に楽器の撮影です。

二人は、楽器を弾きながら唄うヴォーカルユニットですが、

CDを聴いた人には、弾きながら唄っている事が見えないし、

だからと言って楽器を弾いているジャケットだと、

クラシックの演奏家のCDに見えちゃうので難しい。

お洒落なジャッケットでもアーチストのカラーが伝わらなければ意味ないし。

曇り日はチェロとピアノを撮影、天気待ちの二人

ある朝、起きて来たおかぁの着ていた長めのワンピースを見たさららちゃんが、

「CDの撮影にそれ、着たい!」と言った所から、

いきなりおかぁの寝間着代わりのワンピース、衣裳に格上げ!

着る人が違うとなんともステキで、良い写真になりましたが、

二度と寝る時には着られなくなりました!!6.26

旅先の昼飯タイムの桂くんグループ音響・小森谷/Tp松島啓之/B・安カ川大樹、各氏と

恒例のプライベイト六月家族旅行はスケジュール的に無理で

今年も通り過ぎ、でも、桂クングループや、てまりのライブで、

各地飛び回りました。

暑い日を心待ちにしていた夏好きなおかぁですが、

野外のライブ以外は、ほとんど冷房の効いたスタジオや仕事場にいて

この夏が暑いか寒いか気がつかないほど、室内での作業に追いかけられて

夏は過ぎてしまいました。 世間では猛暑、と言っていましたが、

暑かったのを実感できたのは、晴れた日の午後の野外ジャズフェスの

リハーサルの時くらいです。 スタンウェイのピアノがステージ上で

煙になるか、と心配なほど納得の行く暑さでしたが、

いつもの様に短パン、キャミソールで陽陰はさけて、太陽の真下、

一日でひと夏分の日焼けをしました。 それで数十年、

日焼けによるしみ、そばかす、しわなーんて、まったく関係あーりませーン!

おかぁの健康は太陽で守られていいるンです!

もう、次の夏が待ち遠しいのでした。8.30

三月からスタートした作業の甲斐あって、

9月19日にてまりのフルアルバムが全国発売になりました!

あの時、眩しすぎて目が開けていられないあやかチャンの顔も

眩しすぎてエロ目になった、と言うさららチャンの顔も

砂っぽいパウダーピンクの壁にもたれて全国のCD屋さんに並びました。

てまり二人と大手のCD屋さんを回り同日発売になった

沢山の有名アーチストのアルバムの棚の中から「あった!」と

喜ぶ新人アーチストになった「てまり」達の嬉しそうな顔!

これから、宣伝のためのプロモーションライブを先ず

二人の故郷山形からスタートさせるため走り続けます!9.20

                       次へつづく

 

 

 

 

 

 

 

 

雲の絨毯の下は曇り

 

 

 

 

ドナルドさんゴメンナサイ!これは絶品、北京ダック!

 

 

 

 

 

中華的エキゾチックなビル

 

 

 

 

手作りタルトに主、拍手

 

 

 

 

 

 

母が入院する迄育てていたアマリリス、移植して開花

一鉢が球根で12鉢に増えました!

 

 

 

 

この薔薇は買った切り花です。

 

 

 

 

 

 

名前も知らない生い茂る雑草

 

 

 

 

 

 

けークンライブリハ現場はこーんな雰囲気

 

 

ライブハウス休憩時間に、テラスでの夕食

 

 

 

 

 

 

花、花、花!の山形は高畠ワインナリーの花

 

 

 

 

 

パンジーはきれい過ぎて不思議な顔をしています。

 

 

 

 

 

 

真剣過ぎて寄り目になっちゃうてまりのさららちゃん

 

 

 

 

 

 

忙しくしてると、はなこも「おかぁーおかぁー遊ぼ!」と飛びついて来ます。

 

 

 

 

 

 

事務所の近くは都会の中の緑が多いのです。CD用の写真が徒歩圏で撮れました!

 

 

 

 

 

 

ピアノを弾くおとうはいつも歌手の後ろでうなだれているみたいに写るけれど、ホントは後ろでバタバタ陽気にはしゃぐピアニストでもある!

 

 

 

 

 

 

日焼けした2005年夏のおかぁ

恒例おかぁの夏のジャズフェス日焼けファッション

モンティ アレキサンダー(P)と

 

 

 

 

ジャケットは、あの薔薇のパウダーピンクになりました。

 

 

おかぁの育てたこのバラのイメージカラーがCDジャケットになった!
  copyright: Shiny's Office inc. Octover .2007 Kyoko M