やまよも日誌No.21

2007.12月-2008.1月

写・文 Kyoko Murakami 

10月に開花予定の庭のバラは寒い日が続き咲けないまま

 

 

 

 

果てしなく続くツリー並木

 

 

 

 

 

リハから本番まで三時間空いたのでクリスマスの街を散歩

 

 

 

 

 

事務所内は観葉植物までオーナメントを!

 

 

 

 

 

12月に咲いた薔薇

 

 

 

 

 

 

 

冬のシチュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかぁの糸巻きセット,折り畳むと箱になる。

 

 

 

 

 

てまりのライブはこんな感じにポップです。

 

 

 

 

 

 

頁ごとに現れるうちの犬猫家族

 

 

 

 

 

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四季咲きのローズピンクの薔薇が 秋深くなって沢山の蕾をつけました。

10月末に蕾を持った薔薇なのに、12月に入っても咲かずに

蕾のままです。 蕾から2,3日で咲いてパっと散る5月の薔薇と違い、

秋の薔薇は咲けば、とても長く咲いているので楽しみなのです。

街のクリスマスイルミネーションは年ごとに早くなって、 桂くんのクリスマス好きと

競争でしたが、最近は街の商戦に桂クン白旗を揚げた風です。

でも、10月頃には既に、中学生の頃から変わらずの、お馴染みの

メル・トーメほかのクリスマスアルバムを、移動車中で聴き始め、

11月のライブでは既にクリスマス・ソング解禁でした。

ビルごと赤い水玉模様が光りゆれているアルマーニ

銀座通りは、ガス灯の昔から上質な都会を

演出して来たけれど、戦後60年の間にいつの間に, どんどん開発される新しい

スタイリッシュな若者対象に計画される街に押され、表通りの人並みは沈んで

来ていました。 ところが、だいぶ古くなった有楽町駅裏から、

皇居側の丸の内方面に向けての横道は、ここ数年で伝統ある超ブランド店が

静かに並ぶ散歩道の様に生まれ変わり、洋食器屋さんなどの

ウィンドウショッピングだけでもしたいな、と気になっていたけど

果たせずのまま二、三年たっています。

ちょいと前まで、有楽町駅ガード下あたりの、あの怪しかったゴチャゴチャ

無差別立ち並び店たちも、いつの間に整理され始めたな、と先日思ったら、

あっと言う間に銀座プランタンを抜けて銀座表通りと交差するあたり迄が

すっかり新しく遊歩道的な美しい景観になって来ました。

表通りも負けずに古くなったビルのさまざまな所で工事が進んで居ます。

夜はごちゃごちゃの工事現場も見えないのでイルミネーションだけがキラキラ、

センスはさすが銀座、何キロも続く距離に渡って、表通り挟み、両サイドとも

お洒落なツリー並木が新橋から日本橋まで続いている事に気がつきました。

車で駆け抜けるだけだった銀座の表通りを、仕事の待ち時間に、

今夜はゆっくりおとぅ、桂くんと歩いてみました。 12.6

ボーカルファミリーのクリスマスライブも近く、

事務所回りもやっとクリスマスらしく飾り付けに着手。

次男から「事務所はまだ?」と催促があり、

自分の所は片付く暇もないからまだ飾れないそうで、

天下のクリスマスフェチも、年々不精になって行く様子。

桂くんちのイルミネーションは20年来、毎年4,5ヶ月つけっぱなしでも

壊れずチカチカ輝いているのに、事務所のイルミネーションは、

去年買ったばかりの新しい品なのに、もう点灯しない!

おとぅが分解までして原因を調べたけれど不明で、結局点かず、

悔しがりながら買った所で苦情を言いつつ、新たに購入の結果に。

変わりに12月半ば近いのに、手入れもしていなかった薔薇が咲いてくれたので

良しとしました。 観葉植物の鉢にまで、オーナメントを飾り、

気分はすっかりクリスマス気分。 12.10

小さい頃、シチューのルーを作る時は、小麦粉を重い鉄のフライパンで

バターで炒めて、焦げ付かせない様に徐々にキツネ色から

濃いブラウンにして行く作業に母と交替で一日かけて

手伝わされて作った事を思い出しました。

いつの日か、固形ルーが商品になっており、焦げつかないフライパンや、

焦げ付かない鍋が便利とされてしまって半世紀。

焦げない調理器具では本当に深いコクのあるブラウンソースは

作れなくないし、固形ルーを使う人ばかりになっています。

火に付きっきりで一日かかっていたら、忙しい人には作れない!

小さい頃に食べた極上の味、そんな話しをしていたら、

急にその手間をかけた懐かしいシチューが食べたくなりました。 

そーだ、仕事の合間に少しづつやって、三日かければあのルーが作れる!

と思い立ちました。 牛バラをブロックで大量に買っても

近くに肉問屋があるので¥1,000以下。ワインで柔らかくトロトロになる迄

煮るので安い肉で充分!鉄のフライパンと鍋は重くて

片付けてあったけれど、少しづつ淵にこびりついて行く焦げを、

こそぎ落として行くからルーが深いコクになって行く、

そこの所を省略せずクローブ・月桂樹やナツメグ、ローズマリー

庭のハーブも大活躍で仕事の合間を縫って、少しづつルーが

焦げ茶色に変化して行きました。

イベントライブの打ち上げの夜に間に合って、この深いコク、

冬の定番の母のビーフシチューは私に受け継がれて皆が喜んでくれました。

12.11

 

The Shiny Stockings at Ginza swing  12.15

12月はやる事が多くて気分がアセアセするからこそ、合間の気晴らしには

HPの更新や、花の手入れ、料理や針仕事、絵を描くなど、

10分づつでも進めているのです。 実は、2007年、その合間の時間の全ては、

自分の病院の検査に追われてしまっていたのでした。

生まれてこの方、お産以外で病院に行った事なく頑健タフ、で

通りすぎてしまったけれど、いよいよガタが出て来てました。

丸一年かけての検査、結果もいろいろあるけれど、

なにも気にせず、来年の夏に使うバッグを縫っています。

一日10分でも積み重ねて必ず仕上げるのが私の特技。

時間がある時代にはドレスも縫ったけれど、今はポシェットや、

必要実用品のみ。 金色に染めた皮で作る夏のポシェットは、

旅の必需品、もう30年の年季が入っていて既製品のポシェットより

丈夫で沢山入り、お洒落で何色の服にも似合います。

近頃はゴールドのビニールコーティングの生地も生地問屋で

手に入るので、何でも簡単に作れて嬉しい。

近頃、仕事の電話中にメモを取りつつ気がつくと、

電話片手に絵を描いている事が多く、そんななぐり書きの絵を

てまりの二人が見つけて、「きゃ〜かわいい!」などと言ってくれるので、

そのちょいの間の絵に、色を塗ってみました。

色鉛筆や、クレヨン、絵の具などがセットになった物や、

ミシン糸が60個も納まる糸箱を30年前に買ってくれたおとぅ、

探してみたら古ーくなった描き難いお絵かきセットが見つかりました。

細かい絵の、塗っている手元がよく見えない目の悪さにも気がつき、

子供の塗ったような雑さにもなって苦笑。

さっきの出来事も忘れる母に、毎日のメモ手帳を作り、

頁ごとに挿絵を描いてプレゼントしよう、と

一頁づつちょっとした合間に描き始めました。 12.18

クリスマスまでカウントダウン。 今年も母を迎えに行きます。

 

 

 

 

銀座は、ビルの角にも天使がいます。

 

でも表通りの人並みはまばら

 

 

 

 

 

庭のクリスマスカクタスも、クリスマスに間に合って開花

 

 

 

 

 

 

今まで飾る機会のなかったコレクション色々と。

 

 

 

 

 

 

家族達に送られたXマスカードも壁にレイアウト

 

 

 

 

 

大きな白バラとローズゼラニウムの葉を紅茶の缶に

 

 

 

 

 

 

 

家から近かった高田馬場の文流、20年振り?

に行ってみたけれど、相変わらず美味しかった

 

 

 

 

 

 

クリストファー ロビンが、プーの森に書いたみたいに、

EとDは、わざとさかさまに描い手見た。

 

 

 

 

とり壊される家の庭に見事なピラカンタスの木が!

枝を切って貰って、カゴに活けたらクリスマス風に。

 

 

 

 

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