KEI'S ROOM

Private Room :KEI KOBAYASHI No.7

Upだけが大幅に遅れてしまったボクの日誌、

春から夏にかけて良い季節の中、

ボクは休みなしの日々を

有効に暮らしてました! 

ここに遅ればせながらUpします。

 こばやしけい

 

 

 

 

 

 

 

リハ風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽屋にて

春のコンサートが続いている

なかなか行かれない各地の春を満喫しながら、まだまだ寒いのにいつのまにか四月に入っている。 

コンサート会場に入るのは大抵午後が多いが、早朝からボクのプロジェクト制作舞台チームはステージ作りを始めていて、

ミュージシャンが入る頃には、ひと汗かいてほぼ準備は出来ている。 

写真の様な、曲により変化して行く、降る様な照明。 これらも各舞台によって、当日のプログラムによって、

毎回専任の数人が天井から吊り、曲や、立つ位置で、音に合わせてプログラミングするから、トラックが機材を積んで現

地入り、前の晩からかかる事も多い。 時間の関係でプロジェクト、ミュージシャン共に一行ごと前の晩から入る時もあり、

そんな時は、ボクらが打ち合わせなど終えて自由になっても、舞台制作チームは徹夜状態で仕込みをしていたりする。 

音響も機材ごと移動し、当日のサウンドチェック時間までにさまざまな作業をする。 

こうしてひとつの舞台が出来上がって行くさまを、小さい頃から見て育ったボクだ。 

クラシックバレエの舞台などは、特に背景やセットなどがすごく大がかりなので、とても人数の多いプロジェクトになるのだけれど、

それらの指示をバレエの先生が舞台監督に伝えて、その台本通りに舞台制作が仕込みをして、

当日は舞台監督と先生のリレーで出演者が動いて行く。 誰もいない二階席の、全体の構成が見える席から見ていると、

見事に舞台の隅々まで隙なく連動して指示通りに出来上がって行くのを、幼な心に感動して見ていた。 

何時間も後に出演者が舞台に乗り、○△シティフィルハーモニーオーケストラなどと共に、細かい合わせをして行く。 

ボクが五歳の頃からずっとバレエの舞台で尊敬していたのは森岡さんと言う、若い舞台監督。 

その人の動きや指示によって、ロイヤルバレエのプリマを迎えてなどの大ホールの舞台が、見事に出来あがって行く。 

子供ながらに、そんな大きな舞台で役を貰っては、何度も出演していたけれど、ボクの出番までに展開される制作マジックに、

いつもかけられていた。 ボクは常に主役ではなく裏方に憧れていた。 小さい頃に書いた絵は、ステージの絵ばかりだけど、

舞台緞帳に照明音響機材まで画いていた。

ボクの音楽の種類がジャズと言う事もあって、凝った道具や背景など必要なく、舞台上はシンプルだけど、

ライブハウスや、ジャズクラブ以外の自分がピンであるコンサート会場では、自分のプロジェクト一同が忙しく動き回るさまを見て、

楽屋入りすると出来上がりかかつた舞台に、誰よりも先に立ってみる。 

なぜ裏方に憧れながら気がつけばピンになったのだろう‥と、あまのじゃくに考えたりもする。 

仕込み終わりかかった頃にサウンドチェックがてら声を出すと、いきなり曲のイメージの光りが降って来る。 

と、これは後から見たVTRや写真で気が付く事だ。 

舞台に立っている側には、ステージ上がどんな風に見えているのか解らないのだ。 同じ曲でも照明の幻想的な効果で、

渋くも華やかにも、客席の人を舞台中に引き込んで行く。 ボクの照明チームのチーフは女性だ。 

この業界も技術者の女性が多く、それぞれ良い仕事をしてくれている。 

お客様を迎える前に、こうしてひとつづつにプロフェッショナルな人が、

全ての専門分野にこだわって舞台を作り、こうしてひとつのコンサートが成り立って行く。 06.4月  

もひもひ こちら こばやひ けひです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サウンドチェックを終えて寝ているのは、

いつも徹夜でアレンジのおとう。

 

 

4週に渡って出演の、NHKFM収録後の風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ誰もいない会場、初夏の太陽浴びて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リハーサル見学の小学生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両親、兄弟で美味しい台湾料理

 

 

 

 

 

ああさくら…

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の楽屋2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜が過ぎても寒い日が続いている。 ボクのファンクラブ会報、桂友倶楽部通信で、マイブームについて聞かれて、

常にマイブームもなしにマイペースなボク(?)は、小さい頃から柔軟剤にこだわって来て、

幼稚園の頃から母に洗濯させず自分で洗濯しては、洗濯ボウヤ、と呼ばれて笑われていた事を書いた。 

柔軟剤、何使っているの? と言う質問も多かったけれど、特別決めているほどでもないのヨ。 

ただ、数ヶ月に一度巨大スーパーに出かけて、ついでに巨大なサイズを自分で購入。 

洗剤、クランベリージュース、コーヒー豆など巨大サイズのまとめ買い。 このアメリカスーパーでの買い物も楽しく、

遠いから一日が潰れてしまうので久々のショッピング。

スケジュールとして公開されている他に沢山の仕事があって、取材や収録、撮影、一般公開でないステージやコンサート、

リハーサルや稽古、空いている隙間を全て埋めてのボク的極秘重要作業など、季節の移り変わりをすり抜けてしまったのか、

なんだか梅雨の様に雨降り続きなのだけれど、気候の方がおかしいらしい。 

ボクも誕生日を過ぎあせあせしていたら本当に梅雨に繋がってしまった。 本当に雨ばかり。 それなのに紫陽花も見ていない。

 

銀座スウィングシティにて。 ステージの日は普段と顔が違う、と言われる。

雨雨雨の毎日、今日は東京から信州で野外フェスティバルでの移動、野外だから今日は天気が気になる。 

雨あがりのどんより曇った東京を発ち、車窓の緑濃い中央本線沿い、トンネルを抜けてホームに降り立った途端に、

初夏の太陽に目つぶしに会った!  いきなりの快晴だ! 信州国際音楽村に入ると、ミュージシャンは車で前明け方に現場入りしていて

眠そうだった。 今日は地元の小学生の金管バンドや、映画、「スウィングガールズ」のモデル校となった高校生のビッグバンドも出演、

と言う事で、先生に引率された小学生達がボク達のリハ風景を見学していた。 

高校生達は自分達の練習やチューニングに夢中で、高原のあちこちから管楽器の音が聞こえて来る。 

目をつぶったショットになってしまった。

ボクのTake the A-trainと高校生の演奏する同曲を繋げてメドレーにして演奏するリハをやった。 

高校生の譜面は歌の伴奏譜ではなくキィも違うのでビッグバンドで唄う事は出来ないけれど、

2曲を繋げて盛り上がりのフィナーレとした。 唄っている途中で夕暮れて、Fly me to the moonでは、月が出た、カナ? 

信州の美味しい空気もゆっくり吸えずに明日も兵庫でのコンサート、朝早く発つので、終わるとあわただしく帰京。 

今度はゆっくり遊びで来たいナ。 6月4日

梅雨空けはいつになるのか、雨はまだまだ続いていて、各地での土砂災害が聞こえて来る。 

幸いボクの行く各地は晴ればかりだけれど、各地へ飛ぶ時は天気予報ばかり気にする癖がついてしまった。

 毎年長い夏休みを取り帰国する兄が、帰って来た。 今年は冬も祖母の見舞いや何かで、何度か帰国しているから

嬉しくもないけれど、兄が帰国するとあちこちにエスニック料理を食べに行かれる。 

とにかく各国の料理が好きなので色々な国の味を覚えたのは兄のお陰だ。 

おまけにまるで漢方の専門家の様になってしまったほど、中国治療研究が趣味で、

近頃はプロ顔負けの色々なマッサージを覚えて実験台にしてくれる。 ボクもこれが楽しみで兄のマッサージを待っていた。 

これが人気で兄のマッサージの治療待ちは順番待ちになる。 

去年の夏は兄が色々料理をしてくれたけれど、これも本格的だった。

 足裏から全身、背中に沢山プラスチックのコップを真空にして貼り付け、痛いんだか気持ち良いんだか、

終わった後はホントに楽になる。 もともと中国整体にハマっていたボクだから、こんなに都合のいい事はない。 

母も和洋料理をセッセと作るが、合間に家族で中国料理やタイ料理、インドネシア料理ほか、

仕事が終わった後に集まる回数が増えた。 一年に数回しか家族が揃わないから正月が来た様なものだ。

 兄は母と祖母の入所しているセンターにも毎日見舞いに通っていた。 又、何回かは祖母が一時帰宅して共に過ごした。 

イタリアンやフランス料理も好きだし、こうして色々な国の色々な美味しい物を食べられる東京はホント便利。 

兄嫁は日本は涼しい、と喜んでいるが、日に日に晴れた日には暑くなって来た。 6月30日

犬のサクラが突然死んでしまった。 去年、黒猫マルが大往生、今年になって若い猫、白ぴが突然死んで、続いて死んだサクラ。 

散歩が嫌いでトドの様に太っていたけれど、ワンマン夫のサブとの間に何回か子供を産んで、

温和なおだやかな、かーさん犬だったサクラ。 年寄りの緊急手術で体力がもたなかったそうだ。 

人間で言えば80才は越えていた。 父は仕事で旅先、母も兄との旅で留守、

ボクは母からのメイルで死んだ事を聞いて駆けつけた時には父も帰宅。 サクラはもう白い箱に横たわっていた。 

母からメイルで、「サブに会わせてあげて」と言って来たので、夫犬サブに会わせてあげたけれど、

サブは、ひとごとの様に悲しみもせず(その様に見えた) ちょっと匂いを嗅いだだけで反応がなかった。

(サブも90才越えたボケボケ君だから?) お線香の変わりに沢山のキャンドルをつけて通夜をした。

 散歩嫌いのサクラを毎朝散歩させていた父も家族が又ひとり天国へ旅立った事がショックだったと思う。 

「動物は死んだ時に辛いから飼いたくない」と、言い続けていた父にボクと母が勝手に家族にしてしまった犬や猫達。 

サクラは、そんな父の誕生日プレゼントに、箱に入れてリボンをかけて母があげたンだ。

 いつも飼う事にいい顔をしなかった父へ、母がプレゼントすれば、「これ以上飼っちゃダメって言えなくなるでしょ」という作戦だった。 

あれから15,6年、サクラありがとうお疲れさま。 翌日骨にする前に、母が庭に育てたバラを沢山摘んで回りを囲んであげた。 

母は旅先で間に合わなかったから写メールをしてあげた.7/10

やっと梅雨は空けつつあるらしい。 いよいよ暑い日がせめ寄せて来た。 

ボク的には暑いのは寒いよりはまだいいかもしれないけれど、蒸し暑い日はたまらない。 

でも食欲は落ちずモリモリ食べる。 相変わらずの早寝早起き大メシ食いは続いていて健康的な夏に、

今年は避暑に行く暇なしのこんにち。 昨夏アナハイムへ行った時に世話になったマイキー達が日本に来ている、と聞いて、

珍しくうちに来て貰ってお礼のパーティをする事にした。 マイキーは毎日天気の良いカリフォルニア住まいだから、

カンカン照りにはあきあきしていて、曇りの日を「ロマンチック」で良い日だ」と言う。 

兄嫁も暑い国に住んでいるから、雨や曇り日を好む。 住んでいる場所によって、「良い天気」の意味が違うんだネ。 

マイキーが大きなアメリカ人を二人連れてやって来て、ボクの友達数人に兄夫婦と英語パーティとなった。 

パーティ料理得意な母が沢山の料理を作り、兄夫婦が130個の餃子を作ってくれた。

兄は餃子の皮を選ぶのに専門店を三軒回ったらしい。 結果200個分の皮が冷蔵庫に入っていた! 

パーティで90個の餃子が出てペロリとなくなった。 菜食主義の人やら肉しか食べない人やら

色々な人達が全てをペロリと食べて喜んでくれた。 食後にはボクが唄う事になってしまった。おいおい、、 

プライベイトで唄った事なんかないのに、後に引けなくなり唄う事になった。 

プライベイトな友達って、ボクのCDなんて聞いた事がない。(と思う) なぜかプライベイトだとテレ臭くてダメだ。 

身代わりついでに料理番の母も唄わせてしまっ た。7/15 

唄う料理番         暑くなると自然に黒くなるボク

はなこ来る!のメイルが事務所から来た。

誰だそれは? 犬だなんて知らずに事務所に行った。 朝、プライベイト敷地に震えて寝て居たそうだ。 

母と目が合うと「だっこだっこ、」と手を伸ばして来た、と。 歯を調べるとまだ生後半年未満、

でも先日死んだ、さくらの五倍の体の大きさ。 母がインスピレーションで「はなこちゃん?!」と聞くと「はい」と答えた、だって! 

交番に届けたり、この写真で「迷い犬」のポスターを貼ってあちこちに張り紙をしたらしい。

両手で抱いても手足がこぼれるほどの大きな子犬。 歯が半分生えてかゆいのか、

撫でてやる手もGパンの足も何でも嬉しがって噛むから本気で痛い。 

一番はしゃぐこの時期の子犬は、嬉しくても寂しくても噛むのが仕事だから、靴なんか脱いでおいたらボロボロにされる。 

早速、犬噛ませ用タオルを縄でグルグル巻きを作ってひっぱりっこをして遊んであげる。 8/18  

春から夏に向けて全国各地のJazz Fes巡り兼ね、大好き田舎の夏風景を堪能している。 

夏と言えば食欲の夏!なのだ〜! Jazz Fes巡りの様子は桂友倶楽部通信で読者の手元に届くから楽しみにしていてネ。 

野外のJazz祭もあり、今年は帝国ホテルでのジャズ祭も東京、大阪、と終えた。 

久しぶりのBig Bandでの舞台。 子供の頃から良く知っているプレイヤーの面々、 一同、同じステージを共有するから、

控え室で、ステージで、やぁやぁやぁ、とあちこちでご挨拶。 ボクが子供の頃、大人のプレイヤーだったみんなは、中年になった。 

でも皆、音楽を続けている面々はビックリするほど若く、イメージは変わらない。 こうして夏も休みなしでもうすぐ秋‥

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NHK FM収録で初対面の寺田けいこさんと

 

 

 

 

 

 

 

 

長い付き合いになったボクの専任音響オペレーター  

小森谷さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぶしい初夏の光線の中のステージ

 

 

 

 

 

 

 

 

兄夫婦が帰国すると、夕めしが豪華になるよネ

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の楽屋で

 

 

 

 

 

 

 

移動の車中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ幼児なのだ。