やまよも写日誌No.9

 

June.2005

行く先々で緑を見て花を見て、窓を見て、それぞれの町に住む人が、自分達のエリアをいかに美しく演出する事にエネルギーを傾けているか、それにいつも感動してしまいます。

花のない窓はありません。 街中の看板も色もデザインも景観を壊していません。 

街なかのオブジェも意味わからぬアートでなくて、宣伝の塔も全部、街をすてきにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アナハイムも、観光地ったって、なぁんにもないし、それがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝のコーヒー係はけークンです。

 

 

 

 

 

木と木の間がとても狭く、沢山の木のびっしり並木が延々と続いている。

 

 

 

 

 

あ、やっと人がいる所に来た!

 

 

 

 

 

 

出迎えてくれたのは、デキシージャズのカルテット、まぁ、そのスウィングしてる事

 

 

 

 

!

ウォルト ディズニーの音楽屋さん

              

街の看板、広告はどれもスマートで、カジノのゲームセンターも日本のパチンコ屋やゲームセンターとは大違い。時々妖しいチラシがありますが、それまでスマートよ。

それはそれは目に楽しくて、俗ぽい観光地の雰囲気ではなく、どこかの都知事が言った様に、

東京街は汚い、計画性のない各々が自分勝手に飾り立てて街のバランスが取れていない事

につくづく気がつくのです。

イギリスやイタリーでもふるーい建物を建て直す時には、景観を壊さない様に規制があって、

古さを活かした同じスタイルの物にしなければいけない地区などあるらしい。 

だから歴史的に景観は変わらず、それぞれの国の街のカラーは変わらずにいつ訪れても美しい。

日本は昔ながらの、ひなびた田舎の雰囲気がどんどん失われて、

訪れた者がどこが自分の生まれた家だったのかも判らなくなるありさま、東京なんて、三年です

っかり景色が変わってしまって哀しくなります。

アメリカは、州によって違いますが、どんどん新しくなる街もさまざまな調和が取れて美しくなる。

父が70年前に撮したニューヨークのタイムズスクウェアの写真を見たら、

広告やネオンは増えていたけれど、今とほとんど変わらぬ景観で、驚きました。 

今は刺激的に華やかですが、でもギンギラギンがスマートで、ビル群は古くなりそれも又味わい

があっていいのです。 

進化する観光地ラスベガスから飛行機でロスアンジェルスに戻り車でアナハイムに移動します。

                       

   これなんだと思う? ココナッツツリー状の木からぶらさがっていた、木の実なのです。

砂漠に出来た街、ラスベガスよりも花や木の多い、ディズニーランド以外に何もない田舎町。

アナハイムはのんびりしていてゆったりできます。 

回りになーんにもない、花や木以外にはなぁんにもないホテルは、

二階建てで広い敷地に部屋が棟ごとに別れていて普通のおうちの様。

ホテルのゲイト脇の高い木から長く垂れ下がった見事な紅い実にびっくり! 

紅くなる前のの実と、首飾りの様にそれを繋ぐ蔓の色合いが素晴らしいアクセサリーの様で

これを腰みのにして、タフワ-フワイなど踊りたくなりました。 

タッハ ウワラヒ タフワフワヒラ〜っと。 あ、こタヒチアンの島の唄。 

デンデンデケデケ デン! これは太鼓の音。

そんな芸術品の様な木の実を入り口でみつけてチェックイン。

ホテルのアーチ型ゲイトを出るとパームツリーと側道紫の花

もう桂クン達は、即ディズニー祝いに参加しようとすぐお出かけです。

写真で見る様に、道は延々と緑が続いて、地図で見るとすぐそこなのに、

一本目の角を右、ってったってずーっとずーっとずーっと歩きます。

おかぁはゆっくり歩いて花を見たい、みんなは大急ぎでショウやパレードの時間に間に合いたい

と、大抵は別行動になります。

気が向いたら携帯で、「めしどした?」などと、連絡が来ます。

誰も歩いていない道を歩き、それでやっとディズニーランドゲイトを抜けると人がいました。

全然知らない黒人家族写真などを写してみます。

妖精の衣装を着て木に登っちゃったりするのです。

ああ、おかぁも小さい時、木登り名人で、お出かけ前に高い木に登って洋服汚して

怒られた事を思い出しました。 傘さして飛び降りた事もあった。

向こうから演奏しながら歩いて来たカルテットが、おかぁの前で一列に並んで、

知ってる曲ばかり演奏するから、チャールストンなど踊ってしまった。

乗りの良い音を聴くと、すぐに踊り出すおかぁは、いつも家中の笑いもの。

子供達二人とも昔は一緒になって踊ったのに最近は気取って(?)

ステージ以外の人前では踊らない。 

ベガスでもホテルの廊下で乗り乗りのバンドが演奏しているのが見えたら

一人で踊り出し、桂クンともだちに笑われた。おかぁの正体を知らないらしい。

良い音が溢れて、あちこちから聞こえて来るから、

じっと歩いてなんていられない、浮かれに浮かれてネジ巻き人形のように

ひとり踊り歩きになっていますが、日本にいたら「あの人、ヘン」となり、

もう、なってますが…あまりハジけずおとなしくしてます。

歩き疲れたら、専用バスに乗ってお部屋に帰り、ベッドにゴロリと横になって

寝ながら本を読んでぼりぼりチップデールのキャラメルナッツを食べます。

これが美味しくてアナハイムに居る間中、ハマってました。

シーンと誰もいない部屋、ブラインドの隙間からチラチラ陽がさして、

本読みつつウトウトするのです。 極上の時間。

 

 

 

 

 

ベガスの朝に食べたキッシュ。うま!

 

 

 

 

危険!注意の看板ありの建物も花だらけ。何が危険なの?

 

 

 

 

催促しなければ出てきませんが。

 

 

 

 

 

この花、プロバンスの庭にも花ざかりだった紫の背の高い花

 

 

 

 

 

子供はもう夏休み、みんな可愛いディズニーの衣装を着て、カメラを向けるとポーズをとってくれます。

 

 

 

 

おかぁさーん! 迷子かな?

 

 

 

 

 

 

消火栓だって可愛く見えます。

 

アラジンを上演している劇場。 後ろの雲の空は、背景で、この写真内右端上の青さが本物の空。

 

夕方起きて、と言ってもまだまだ9時近くまでは昼間の明るさ。

グランド カリフォルニアの方へ出かけました。

こっちもスゴイごきげんなバンドがライブをやっています。

外のライラックが、鏡のドアに映ってきれい!

映画の街、ハリウッドがここにもあります。

ディズニーランドと同じ敷地にある

グランド カリフォルニアは、

テーマパークになっていて、

リトルハリウッドのセットが楽しいのです。
   
     
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