May. 2005/No.2

やまよも写日誌・No.7

Private site by Kyoko Murakami

  

2005.5.25

 

 

 

 

 

 

ゼラニウムの中でもシュガーベビーと言う可愛い名前の花が今満開!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、うちの事務所が大工事中なのです。

もう数ヶ月前からトンテンカンテン工事の音がしています。

でもあまり見に行く時間もないまま日が過ぎて、

たまに見に行くと回りの季節の花々に気をとられ、

あらあんな所にスミレが、あら菜の花が、と回りに咲く花の方に気をとられてしまうので、

こーんな写真を撮ったりしているうち、

事務所の建設具合は見る時間がなくなって五月は過ぎて行きました。

Shiny's Office 新号棟!

旧事務所敷地裏に新道路計画が以前からあったらしく、

道路が出来る迄はあたりが空き地になっていたのを、区が抽選などで希望者に貸し出していたのか、

以前は家庭菜園などにして楽しむ人が手入れに訪れておりました。

ここのところ道路計画が急に進んだらしく、畑は区に返還された様子ですが、

私が春の野草と思っていた草や花は、この季節になってからよく見ると、野菜だったりして、

土の中は人参だったり、大根だったり、今は春菊の黄色い花が咲き乱れ、その花も、

もう終わりかかっています。

その道路予定地と、事務所裏敷地にまたがり大きな木がありました。

秋深くなるとまるで葡萄の房の様に紅い実をびっしりとつける木で、

てっぺんは三階以上の高さもある大きな木でした。

落葉した葉は何年たっても土に返らず降り積もるので、

「七回、釜戸で燃しても燃えない葉」と言われている、

ナナカマドではないか、と勝手に思っていたのに、それは違いました。

クリスマスの飾りもお正月の飾りも、その紅い実のついた枝ひとつで充分なほど、

紅い実は本当に見事で、毎年私の秋の楽しみでした。

その木があるために、見た事のない美しく珍しい鳥が来たり、可愛いカラスが巣を作って子育てしたり、

私はもう長年、その木の虜になっていました。

この都会の中心でも身近に大きな木があり鳥がたえず来ているなんて!

私にとってこんなに嬉しい事はありません。

カラスの赤チャンが還ると、うちのサブちゃんの吠える声を覚えてしまい、

カラスの赤チャン達は一斉に「ワンワン!」と啼くのです。

私はずっとサブちゃんが朝早くから吠えている、とダマされていて、

ふと気がつけば、うちのサブは足元に寝ているのです。

そんな事が何度もあって笑いました。

ところが、新道路計画地の方へも木の枝は突き出し、根も張っているために、

道路工事などで、地震などがあればうちの方へ倒れて来る危険性がある、

との事で伐採してしまう話が出て来て、「やだ、木は切っちゃダメ!」と願っていたのに係わらず

先日、ついにその木は切られてしまいました…。

何百年たっている木だったのでしょう。

泣く泣く私は、今年出た新枝を数本貰って、挿し木と接ぎ木を

する事にしました。鳥たちは還る巣をなくし、私は見上げる楽しみをなくしました。

育ち過ぎた「ななかまど」と、思い込んでいた木の名前は、

結局解らないまま、その木はなくなりました。

まだ数年は、新道路が出来ないので、旧事務所の裏には取り残された野菜の花が沢山咲いて、

おかぁはその花達を見る楽しみを見つけた訳で、そろそろ6月を迎えようとしています。

もうすぐ梅雨に入ると植物は喜び、事務所工事もそろそろ完成するでしょう。

 

 

 

   

もうすぐ梅雨入りですね。草花は喜びます。

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

木が消えてしまった工事中の事務所前に密生する花たち

 

 

これも

 

 

 

これも。

駅より徒歩三分圏内の新宿区、でも、まるで田舎みたいなので嬉しい。

2005.5.29

コリアンエァーはビビンバ美味しい!

 

 

 

アメリカは18カ月ぶり。

 

 

アメリカ朝ごはん

 

 

 

 

 

 

 

国旗をリフォームして着せちゃったおかぁ伊織と遊ぶサミー・ディビスJr.

 

 

 

 

 

30年前と同じ町並みのあたり

 

 

 

 

ベガス到着! 同じ日の朝を二度

 

 

昨夜は、に久々にピアノの納谷さん、ベースの俵山さん、ドラムの小島さんのトリオにて

埼玉の小さなお店で友情出演での桂クンライブがあり、天気の良い日曜日だったので

高速上からも各所の緑がきれいで、運転しながらつい見とれてしまう、危ない運転手を務めて、

夜遅く帰宅、あわてて旅支度。

恒例のひと足早い夏休み旅行は、今年は桂くんリクエストありでアナハイムとラホヤ、

せっかく行くならベガス経由に…と、おかぁは30年振りのベガス計画盛り込み、成田へ発つ朝は大雨!

早くも梅雨入りかしら? それにしちゃまだ寒くて、梅雨の蒸し暑さとは、かけ離れ冷たい雨足でした。

ずっと前、大韓航空に初めて乗った時、おかぁはビビンバの食べ方も知らなくて、

ご飯の上に乗っている様々な物に胡麻油とコチジャンをかけ、

よーく混ぜてかき回して食す、と教わったのでした。

その時、アメリカゴハンに飽き飽きしていた帰国便だったので、その美味しかった事!

案の定、今回も食事のチョイスどき、「チキンにしますか?ビビンバにしますか?」の質問に、

英語のつもりで「ビビンバァ!」と、声が揃ってしまった桂クンと二人。

 行きの飛行機だとまぁ、ゴハンに感激するほどでもないのだけれど。

さっきのは昼ゴハン? 夜ゴハン? と言う感じのまま強制的に食事が終わると窓は閉められ、

夜気分にさせられて機内は暗くなり、映画が始まる。日付変更線を越えて17時間戻ります。

ここで夜だと思って眠らなければ9時間前後でL.Aに降り立つ時にゃ、再び今日の早朝なのです。

前の座席のひとが大きくて、映画は何も見えない、で、機内にあった文藝春秋が面白くて、

L.Aに着くまで読みふけってしまったおかぁなのでした。

って事は、L.Aでは又、朝七時に戻ってしまったから一日で約二日間起き続ける事になります。

こんな時差に決してめげないおかぁ、それは長年、朝、昼、夜、夜中、と

常に必要な時間は起きている生活をして来ているからなのだけど。

L.Aで国内線に乗り換え前に、急ぎあたふたと空港外に出て、

カリフォルニア・サンシャインの下でのびのび背伸び。のびひーび。

そして乗り継いで着いた場所、ラスベガスは、なんと! 実に30年ぶりなのでした。

そう、30年前に3歳だった長男伊織を連れて、Mr.サミー・ディビスJr.のご招待でこの地に降りたのでした。

約30年前のおかぁとサミー・ディビスJr.です!

シーザース・パレスに出演していたMr.ディビスは、ショウが終わると、

「ボクが伊織の子守りをしているから…」と、Mrs.ディビスの案内で

あちこちのショウを観に行ったりしました。

「伊織はいい子でネンネしたよ」、帰るとMr.ディビスはくつろいでリビングで鼻唄を歌ってくれたりしました。

おかぁが「星降るアラバマ」歌って…とリクエストしたら歌ってくれた事、思い出します。

サミーは伊織が好きで好きで、伊織をどこにでも連れて行ってくれました。

当時、キューピーマヨネーズを買うと、アメリカの国旗の柄のエプロンが抽選で当たる、

と言うキャンペーンを日本でしていて、丁度アメリカ建国200年の記念の年だったから、

そのエプロンを当てて伊織の洋服を作って伊織に着せて行こう!と思い立ったおかぁは、

マヨネーズを買って応募して、見事エプロンを当てて、そしてロンパースを作り、

(その頃は作らないとそんな柄の子供服は売っていなかった)

アメリカ行きの時に着せたのです。 

そしたら、もう回り中の人が寄って来て皆写真を撮り人垣が出来るほどの人気者になりました。

世界のスーパースターだったサミー・ディビスJr.と伊織との出会いは、

ながーい話があるのですが、とりあえず省略。

ビバリーヒルズのサミー自宅には、ケネディズ・ルームと名づけられた、

ロバート・ケネディが滞在したゲストルームがありました。

その部屋の、金の枠のついたベッドにおねしょをしてしまった伊織は大物です。

当時の古い写真や8ミリは、ネガごと再生不可になりましたが、

手元に残った2, 3枚だけスキャン、掲載してみました。

とにかく伊織とMr.ディビスとのおとぎ話があって、私は伊織とサミー宅に招待され、

初ラスベガスでは、サミーの編曲&ピアニスト、ポール・スミス、ジョージ・ローズ以下、

フルオーケストラの主要メンバーと共に、サミーの部屋である、

シーザース・パレスのスィートルーム(寝室が沢山ある)で、ひと夏を過ごした思い出があります。

今、久々に写真を見るとなんと、おかぁは今も当時と同じ様なファッションなので笑っちゃいます。

あと左上の写真にて、サミーが赤パンを履いている事に気がつきました!

股上の短いベルボトムでしゃがむと、後ろからパンツが見えちゃうのは、当時アメリカでも普通だったのネ。   

てな訳でサミー・ディビスJr.が逝ってン年後に、おかぁはベガスに降り立ちました!

わあああ、一年待ちに待った連休だ!

 

 

 

 

 

早朝の空港の旅人は少ない

 

 

 

 

   

空港外に広がる青い空

 

 

 

   

 

 

 

 

サミーの部屋の中はドァをSPが警備しています。この写真のシャッターを押したのが、あのサミーディビスJr.だなんて、信じられない!  ここは、ラスベガスのシーザースパレスのサミーが出演どきに常泊する部屋に入った所です。

 

 

 

     

ラスベガス、新しいエリアにはパリも出現!

 

 

 

 

Kyoko.M  Shiny's Office inc. 天才現金! 天災元気、ちちちがった転載厳禁・漢字ちうい!