やまよも写日誌No.13

           

                 

                             

鉢植えにしたもみの木、森の匂いがすごく嬉しい。

 

 

 

 

 

夜になって外から見るとちかちか

イルミネーションが輝いていよいよ12月

 

 

写・文・Kyoko Murakami

ツリーを飾る楽しみは、もみの木の枝ぶり探しから始まります。

おかぁが少女時代に住んでいたおうちの庭には、二階の屋根を通り越した、

四本のもみの木がそびえていました。

子供の頃からクリスマスが終わると母が木を庭に降ろしていたからです。

我が家の子供達がまだ小さい頃、小さなもみの木を見つけて、

クリスマスが終わってから、マンションの庭に降ろしてみたけれど、

日当たりもいまひとつの、土質も良くない庭だったので、

夏にミョウガは良く育ち、でも、薔薇も紫陽花も、

花咲かないままの庭で、もみの木も育たずじまい。

翌年からは人工ツリーになりました。

移動した新事務所前は陽がよく当たるので、

もみの木も育つかな、と夏の頃から密かに楽しみでした。

でも、もみの木探しの時間がないまま、もう11月は終わりそうです。

焦りつつ思い切って仕事を夕方からサボって出かけ、

まだ小さいもみの木をやっと手にいれました。

枝ぶりはまだ密ではありませんが、あまり大きく育ち過ぎると、

部屋内に飾れなくなるので、始めはこの位、

と、おかぁの背丈ほどのもみの木。

夜になりやって来た、桂クンがドアの外から見つけて嬉しそう。

「まだ枝ぶりがちょっと寂しいけど…」と言うおかぁに、

「充分にきれいダヨ」とけークン。

自分の事を褒められたみたいになんだか嬉しくなりました。 

桂クンの部屋もやっと飾れたそうですが、まだ見せて貰う時間が作れません。

クリスマスまであとひと月です。  2005.11.24

例年より遅れてやっと飾った、まだ若いもみの木のクリスマスツリー

 

 

 

 

 

秋の名残り、誰かが置いた柿がひとつ

花の横に。

 

 

 

 

 

編曲に時間をかけていつも徹夜続きの小林洋のピアノはいつもユーモラス

 

 

 

 

 

ヴァイオリンの小塚さんは、アドリブプレイも聞かせて、シャイニーSの時はギターも担当する。弦アンサンブルの醍醐味

 

 

 

 

 

The Shiny Stockings

おかぁ率いるザ・シャイニーストッキングスのレギュラー美女達

 

 

 

 

 

 

南国の花も赤いコーヒー缶に活けたらクリスマスぽくなりました。

 

 

 

 

 

 

写真は'05.11.19JZbratにて・新曲の譜面を真剣な眼差しで追うリハ風景

小林洋&ザ・室内バンドは小林親子の趣味グループです。

ひとつの曲のコード進行から色々な曲が発想出来る面白さを、

小林洋オリジナルのコード進行で同時に演奏してしまって、

ピアノ、アルトサックスのカルテット+ヴァイオリン、ビオラ、チェロなどを加えて

九人の重厚なサウンドで聞かせるグループです。

聞いている側にとって、誰でもよーく知っている、あの曲やこの曲のメロディが、

ひとつの曲の中で同時にさまざまな楽器のハーモニーで聞こえるから、

なんとも不思議で楽しい。

「ウーンなぁるほどぉ」と思ったり突然流れる意表をついたあの曲に笑ったり。

落語好きな小林洋の曲解説は、音楽的には「なぁるほど」な、解説だけど

語り口がおかしく、本人マジメなのに数分毎に笑いが起きる。

不思議なのは、もともと舞台以外では比較的無口な親子なのに、

二人共舞台に乗ると、いきなり雄弁に変化するのでした。 

ミュージシャンは舞台で、楽器さえあれば喋る必要がないから、

喋り下手な人が多くて始めはみーんなそうだった。

家族揃って、それぞれ自分のグループを持つ様になってから気がつくと、

舞台上では良く喋る様になった。

おかぁもよく考えてみると、遊び半分で生徒率いて

ザ・シャイニーストッキングスを結成した頃、

自分のソロのライブの日に、ついでにハーモニーを披露。

まだレパートリーが8曲しかないのに、

一時間ステージ×3回のシャイニーのライブを依頼されてしまい、

そこで、開き直って喋りで繋ぎながら初ライブの三時間をこなし、

それがきっかけで、次回のライブにはレパートリーも、

充分に足りていたのに、舞台上ではよく喋る様になりました。

この初ライブを偶然聞いたレコード会社プロデューサーから

即、レコーディングの話を持ちかけられて、

どんどんライブオーダーも増えて、気がつくと、ひと月に20回もライブをこなす

人気グループになっていました。

頻繁に練習したのでレパートリーも一年で100曲を越えていました。

その間に、その練習風景を聞いて育ったのが桂クンなのです。

ザ・室内バンドではリーダーの小林洋がよく喋り、

小林桂グループは、リーダーの小林桂が良く喋り、

その二人が集合する、ザシャイニーストッキングスでは、

リーダーのおかぁがよく喋ります。 

と言っても、いつもそれで時間が足りなくなるので自重、

近頃は進行以外にあまり喋らず、現在は若いメンバーに

どんどんバトンタッチ。

ザ・室内バンドのライブも、シャイニーと同じ様に

現在は趣味のグループとして、数ヶ月に一度しかライブを行わないのです。

桂クンはもう10年前からの、ドラムのレギュラーメンバー。

双方ともドラムを叩く事が楽しみで参加しています。

つまり、親子の趣味は結果的に家業に繋がり、

それはけークン祖父の代から繋がって来た音楽。

11月21日に渋谷セルリアン東急2FのJZbratでライブを終えました。

ザ・シャイニーストッキングスは、12月12日に銀座スウィングで

久々のライブをやります。 近頃は互いに忙しくて

揃って練習する暇もなかなか見つけられず、

一年に一度のクリスマスソングを、ツリーと共に取り出して、

季節のライブに向かいます '05.11.26

 

 

 

ベースは安カ川さん、ドラムに桂クン、その後ろに6人の弦セクション

 

 

 

 

 

アルトサックスの宮野さんの音色は、類を見ない美しさ。そのハッタリないプレイは玄人受けの極地

 

 

 

 

 

 

長年リードを取って来た元美女?のおかぁ、ここ数年裏方に回り、美女軍団をサポート。結成24年目に入る。

 

 

 

 

 

 

メンバー全員各パート入れ替わり、二人になったり四人になったり、とバラエティに富み、ドラム担当のケークンもソロあり、コーラスに加わったり…

 

 

 

 

 

ウーン、次は何を唄おうかな…と、スウィング楽屋内風景

 

 

 

 

 

 

 

それぞれにクリスマス衣裳のSS・銀座スウィングにて'05.12.12

12月に入ってもず〜っと晴天が続いています。

寒い外でもサフィニアが健在で、

ラベンダーはまだ咲き誇っています。

写真で見ると暖かそうな風景ですが、

鼻が赤くなりそうに冷たい北風が吹く日も増えました。

事務所前の小さな草原は、青々としていたのに今や、

全てが枯れて寒々としてしまったので、外の小さな花壇と

部屋の中の日だまりとに花達は集合しています。

突然サンディエゴから元SSメンバーだった恭子ちゃんが

帰国しました。 明日はSSライブ、と言うのを知って大喜び。

歩き始めたちーちゃんと、一年生になったコーキを連れて、

明日のライブは絶対観に行くぞ〜!と、燃えて我が家に泊まり込み。

突然の帰国は、彼女の父親の入院見舞いだったけれど、

ライブのために滞在延長、朝まで音楽話に盛り上がりにて、

当日銀座のスィング客席に現れました。

座って聞いていられなくて立って踊り出しそうな喜びよう。

恭子ちやんが、まだ成人式を迎えたばかりの頃からの

ファンの方々も客席に居て、代々続くSSを楽しんでくれました。

子育てと音楽への情熱に板ばさみ、と言う彼女に、

そーんな時期はアっという間に過ぎると度々励ますおかぁ。

実感です。 05.12.13

 

 

 

 

 

 

 

もうひとりのきょーこちゃん、自称オバQと言っていましたが、優しいのび太のお陰で幸せです。

 

 

    

 

 

 

 

 

 

部屋中の灯りを消してローソクにしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

                     

 

 

 

 

 

飾りを取って日向ぼっこのもみの木

12月は赤い画面にしてみたけれど、

読み難くてごめんなさーい! 編集していて目がおかしくなりました。

おかぁの右目は視力0なので、すごいガチャ目です。

各方面の編集作業が続く昨今、肩懲りがひどく体ミシミシ。

で、ついに今年最後が近づいて来て、なぜか焦らなくては…

と、言う気分に乗せられがちなのですが、

ぜ〜んぜん焦らないおかぁ、いよいよクリスマスウィークに入りました!

せっかく赤いおうちにしたので、今UPします。

クリスマスが過ぎてしまってのUPでは意味がないもン。

ここから先は、また後日。下に書き足して行く予定。

05.12.20

我が家で過ごせるクリスマスイヴ、去年から実現させる事ができました。

今年は夕方から買い物に街へ出て、

その混雑ぶりにほんとーっに、ビックリ!

食料品売り場に到達出来ないのです。

おかぁはすばしこく、人の垣根を縫って目標に辿りつきますが、

おとぅは、小さいおかぁがどこに行ったか見えなくなります。

だから、ここで待っててネ、と比較的空いている海苔売り場コーナーに置き去り、

一瞬にして生クリームを何種類か、買い求めました。

ケーキ売り場は大変な人なので売り切れを心配してましたが、

生クリームは、なぜか高級納豆や揚げなどと共に、

冷蔵の棚にちゃんと売れ残ってました。

うちの泡立て器の良い奴が紛失、氷水で二重にしたボールで幾らかき混ぜても

フンワリして来ない生クリームを、時々外の冷気の中に置いて

ホンワリほど良くホイップされた頃には、

右手右肩がガクガク。 後からやって来た次男が

珍しくプレゼントをくれたので開けて見れば、

なんと首や肩に貼ればパワー湧くと言う健康グッズや首飾り。

これ、最近ミュージシャンの間でも流行ってるみたい。

早速あちこちにペタペタと。 効くかな?

なーんでも効いちゃう人なのでお楽しみ。

おかぁのおかぁもやって来て、食後にフルーツケーキ生クリームがけ。

中田クンが「あ、12時過ぎたぁ!  メリークリスマス!」と叫び、

電気を消して部屋中のローソクを灯して、

その明るいのに驚き。昔の人は、この灯りで勉強したのネ…などと言いつつ、

おめでとう! そーゆえば今宵はBGM担当のケークン、

手前の赤桂はなかったなぁ…05.12.24

追伸

ザ・シャイニー ストッキングス ライブに来て下さった皆さん、

お便りやお花やカードなどなど、本当に嬉しく励まされています。

全部大切に可愛がっています。 美味しい物は胃袋へ。

又、こんな趣味のHPを読んで下さっているだろう、皆さんも

読み難いのに目に悪い頁でごめんなさい。

いつもありがとう。 05.12.30

 

 

 

 

        

 

        

 

 

 

                  

                              

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマス前に頂いたお花が、暖房のお部屋で自然にドライに!  小皿に沢山飾りました。ありがとう!

       
  copyright: Shiny's Office inc. December.2005. Kyoko M